くらし情報『セリーヌ・シアマ監督、『トムボーイ』主演ゾエ・エランは「逸材でした」』

2021年9月11日 14:30

セリーヌ・シアマ監督、『トムボーイ』主演ゾエ・エランは「逸材でした」

セリーヌ・シアマ監督、『トムボーイ』主演ゾエ・エランは「逸材でした」

Q:ロール/ミカエルを演じたゾエ・エランをどうやって見つけたのですか?

信じられないことに、私たちはオーディションの初日にゾエに出会ったんです。逸材でした。サッカーが大好きで、長い髪を切ってもいいと言いましたし、テストのための短いシーンではとても自然でした。彼女はまさに「ぴったり」で、彼女となら一緒に仕事ができると思いました。

Q:ロールとミカエル、それぞれへの演出について教えてください。

ロールあるいはミカエルは常に二重生活であり、矛盾した感情を抱えています。のんきにその場の状況を楽しんだりすることと、嘘をついているという強烈な意識の狭間にいるのです。ゾエがロールを演じる場面は主に室内で、私は彼女に集中し、穏やかに接しました。
一方、ミカエルの場面は屋外で、私たちの関係も荒っぽくて力強く、声のトーンも変えました。仲間たちといる時に演技をさせるのがいちばん難しくて、彼女はすぐに集中力を失ってしまいました。身を入れる必要のある役で、そこから逃げたくなるのは理解できましたけれどね。
セリーヌ・シアマ監督、『トムボーイ』主演ゾエ・エランは「逸材でした」

Q:ほかの子どもたちはどうやって見つけましたか?

ジャンヌ役のマロン・レヴァナは、オーディションが終わっても部屋を出て行きたがらなかったんです。

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