くらし情報『女性の視点も描いた『羅生門』的手法に注目集まる『最後の決闘裁判』ヴェネチアでワールドプレミア』

2021年9月11日 17:00

女性の視点も描いた『羅生門』的手法に注目集まる『最後の決闘裁判』ヴェネチアでワールドプレミア

、被害者マルグリットの夫カルージュ(マット・デイモン)、訴えられた容疑者ル・グリ(アダム・ドライバー)の、3つの視点で描く三幕構成になっている。会見では、ある出来事が登場人物3人の視点で描かれる『羅生門』的手法が用いられている構成に触れられ、すでに作品を観た記者たちからの質問には、マットとベンがマイクの取り合いをするほど熱のこもった質疑応答となった。

女性の視点も描いた『羅生門』的手法に注目集まる『最後の決闘裁判』ヴェネチアでワールドプレミア

原作(エリック・ジェイガー「決闘裁判 世界を変えた法廷スキャンダル」)の映画化を検討し始めたマットは、「読んですぐにリドリー・スコット監督のことが頭に浮かびました。リドリー以外にこの時代のものをうまく表現できる監督はいないんじゃないかと思ったんです」と語り、マットから連絡をもらったリドリーは「マットが取り憑かれたように『羅生門』の話をしていたんです。一つの行為が三つの視点で語られることをね。私がこの作品に惹きつけられたのはそれが理由です」と明かす。

さらにベンは「マルグリットのキャラクターに惹かれました」と言い、「観ている人に共感が生まれてほしい物語ですし、私たちも違った見方が必要だということを思い起こさせることができればと願っています」

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