2021年9月27日 17:30
「ストレンジャー・シングス」から韓国ドラマまで、心つかまれる“SFドラマ”の世界
「サークル ~繋がった二つの世界~」は2017年と2037年、2つの世界が舞台となっていた。
特に、アメリカでのリメイクやミュージカル化が決定している「ホテルデルーナ」(2019)では、「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」など俳優としてもすばらしい活躍を見せる歌手のIUと共演。幽霊だけが泊まれるホテルのオーナーとホテリエとして、様々な人間ドラマの間に思いを通わせていった。IU演じるマンウォルは1300年以上も生き続けている、不可思議な存在。その自由自在に変わる衣装、ホテルのセットなども優美で、ファンタジック×時々ホラーなのも見どころだ。
また、JTBC10周年特別ドラマとして壮大なスケールで描かれた「シーシュポス:The Myth」(2021)は、チョ・スンウ演じる天才工学者ハン・テスルの発明した装置で、荒廃した未来の韓国からパク・シネ演じるソヘがやってくるSFアクションエンターテイメント。次はどんな展開が待っているのか、“未来が読めない”状態でハラハラする。天才工学者テスルの軽妙さは“アイアンマン”のトニー・スタークを彷彿とさせ、ソへは“ブラック・ウィドウ”のごとく謎を抱えたクールなファイターで、「BTS」