2021年9月29日 12:10
マーク・ラファロが巨大企業の不正に挑む弁護士演じる『ダーク・ウォーターズ』公開決定
そこには、米ウェストバージニア州のコミュニティを蝕む環境汚染問題をめぐり、ひとりの弁護士が十数年にもわたって巨大企業との闘いを繰り広げてきた軌跡が綴られていた。そしてこの驚くべき記事は、マーベル・シネマティック・ユニバースのブルース・バナー/ハルク役で絶大な人気を博した実力派俳優マーク・ラファロの心を動かし、環境活動家でもあるラファロは、プロデューサーも兼任してこの実話の映画化に向けて動き出した。
ラファロは実際のロブ・ビロット本人への取材を行うなど入念な役作りをこなし、静かな迫力をみなぎらせた渾身の演技を披露。ロブをスーパーヒーローでも聖人でもない生身の人間として体現し、観る者の深い共感を呼び起こす。
共演には『レ・ミゼラブル』でアカデミー賞助演女優賞に輝いたアン・ハサウェイがロブの最大の理解者である妻サラに扮し、『ミスティック・リバー』で同じくアカデミー賞助演男優賞を受賞したティム・ロビンスがロブの威厳ある上司タープを演じる。さらに『インデペンデンス・デイ』『ロスト・ハイウェイ』のビル・プルマンが、ロブの弁護団に加わるベテラン弁護士役で出演する。
アン・ハサウェイ
そしてラファロからの直々のオファーを快諾し、本作の監督を務めたのはトッド・ヘインズ。