『ビルド・ア・ガール』原作者が心を砕いた「自分に喜びを与えてくれる」ものの選び方
10代の男の子がセックスするのは見たことがあるけど、10代の女の子がマスターベーションをしたり、何のしがらみもなく男の子とセックスしたりする映画は見たことがありません。でも、10歳の女の子が公園でブランコや滑り台で遊ぶのと同じように、セックスは端的に楽しいことのはずです。セックスとは基本的にそういうものでしょ」と、本作に込めた思いを語り、「多くの10代の女の子がこの作品を見て、『初めて映画で自分自身の姿を見て、自分が普通だと思えた』と感じるはずです。『史上最も輝かしいバージョンの普通』がそこにはあるのです」。
自分に喜びを与えてくれるもの
それは「人生を支えてくれる」
「この映画は一見すると、素晴らしい才能とスタイルをもった女の子がしばらくの間ロック音楽の世界で過ごして、いくつかの冒険をして教訓を学んでいく笑える映画かもしれません。でも、実際には現代社会で起こっていることをすごく巧妙に寓話化しています」とキャトリン。「10代のロック評論家だった頃の私は、大衆文化について全国誌に書くという、かなり珍しい力を持っていました。でも、そこで私が選んだのは、あることについて『これは素晴らしい』と言うのではなく、別のものを指して『これはひどい。