2021年11月16日 13:00
『ボストン市庁舎』ワイズマン監督「自分の仕事をこなしている人々」を描きたい
アメリカの民主主義や慣習を彼は壊してしまったのです。トランプは、他人のことなど考えません。生活困窮者と高齢者への手助けを最小限にし、公営住宅制度や社会プログラム、公立中学校の予算配分、オバマケアを崩壊させたがっています。トランプは人々を助けることに無関心なのです。しかしウォルシュ市長は気にかけます。人々が集まり、あらゆる議論をし、時には妥協して前進する、ということがボストン市庁舎では行われています。トランプの愚かさが、彼らの能力を強調したのです。
Q:監督は、そんなウォルシュ市長や職員らの姿を間近で見て、どう感じた?
FW:彼らに対する私の印象は、本当に市民のことを考えていて、改革しようとしており、ボストンの人々に対してできる限りのサービスを提供しているというものでした。
彼らは相手を軽蔑するのではなく、敬意を持って接しようとしている。人々がひどい仕事をしているのを見せるというのもいい主題だと思いますが、私は人々の努力を見せるのが好きです。自分の仕事をこなしている、能力ある人々についての映画を作ることを気に入っているのです。
映画を撮り続ける理由…「とにかく映画を作ることが好き」
Q:創作の情熱を支えているものは?
FW:自分が好きな仕事を見つけることができ、それをやり続けていることが私のエネルギーの源です。