くらし情報『【映画と仕事 vol.15】ラブシーンに臨む俳優の尊厳を守る 日本初の“インティマシー・コーディネーター”浅田智穂が現場にいることの意味』

【映画と仕事 vol.15】ラブシーンに臨む俳優の尊厳を守る 日本初の“インティマシー・コーディネーター”浅田智穂が現場にいることの意味

や保護アイテムの使い方や種類について。それから、疑似セックスシーンをいかに安全な形でリアルに見せるか?といったことも勉強しました。

――TV局ですと「考査部」という部署があり、性描写や暴力シーン、セリフなどで使われる言葉や番組の内容について、指摘や指導を行ないます。基本的にコンプライアンスに沿って、番組や描写がTVで放送するのが適切か否かを考える仕事ですが、インティマシー・コーディネーターという仕事は、あくまでも俳優をサポートし、寄り添うために存在するということでよろしいでしょうか?

私たちの仕事は、俳優と制作チームの明確なコミュニケーションと同意が得られるよう両者の連携を図ることです。俳優やスタッフが安全かつ安心して撮影を行なうための仕事であり、あくまでも“コーディネーター”ですので、脚本の内容に関しては基本的には口出しはしません。

【映画と仕事 vol.15】ラブシーンに臨む俳優の尊厳を守る 日本初の“インティマシー・コーディネーター”浅田智穂が現場にいることの意味
――依頼があってから実際に撮影が行われるまでのインティマシー・コーディネーターの仕事の流れについて教えてください。

まず依頼をいただいたら、脚本をもらって読み込みます。“インティマシー・シーン”、もしくは“センシティブ・シーン”という言い方をするんですが、脚本の中から肌の露出や身体的な接触があるシーンを抜粋していきます。

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