2022年3月21日 18:00
ノエミ・メルラン、『パリ13区』でセリーヌ・シアマと再タッグ「登場人物たちは常にもがいている」
2021年カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品、ジャック・オディアール監督×セリーヌ・シアマ脚本で贈る『パリ13区』。フランス映画界屈指のビッグコラボが話題を呼ぶ本作から、セザール賞ノミネートのノエミ・メルランからインタビューが到着した。
脚本セリーヌ・シアマ×ノエミ・メルランが『燃ゆる女の肖像』以来の再タッグ
2019年のカンヌ国際映画祭で脚本賞とクィア・パルム賞を受賞し、話題を呼んだ『燃ゆる女の肖像』。日本でもその人気は高く、公開されるやいなや、たちまち絶賛の声があがった。そんな『燃ゆる女の肖像』監督・脚本のセリーヌ・シアマと主人公の画家マリアンヌを演じたノエミ・メルランだが、本作『パリ13区』で2度目のタッグが実現した。
ノエミが演じたミレニアル世代の女性ノラは、心機一転で移住したパリで人気ポルノ女優と間違えられ、そこから大きく人生が動き出す。ノラの人物像について「彼女は強い人間であり、常に前に進み、戦います。不器用なところもありますが、愛すべき存在です。彼女のたどった道が、私たちの生きている時代を物語っているようで好きです」と語る。
本作は、様々な出来事が“女性目線”で描かれている物語。