2022年4月20日 12:30
【ネタバレあり】ダンブルドア&グリンデルバルド、ニュート&テセウスほか『ファンタビ』最新作の様々な愛
ダンブルドアとグリンデルバルドの微妙な愛憎関係は、今後も鍵となっていくだろう。
1作目から3人の俳優が演じてきたグリンデルバルド。闇祓いグレイブスとして正義を遂行すると見せかけ、自らの目的のために暗躍した1作目、魔法使いたちを懐柔して信奉者を増やした2作目、魔法界を掌握すべく国際魔法使い連盟のリーダーに立候補するほどの確信と野心を示しながら、その一方でダンブルドアへの思いを隠さない3作目と、前向きにいえば、俳優が変わったことでグリンデルバルドはより多面的に表現されてきたといえる。
ダンブルドア×ニュート
本作ではようやく、エディ・レッドメイン演じる“魔法動物学者”ニュート・スキャマンダーのフィールドワークを垣間見ることができる。ニュートがボウトラックルのピケットを連れて、神秘的な山岳地帯の竹林をかき分け、たどり着いたのは魔法動物キリンの生息地。魔法界のリーダーを選ぶために不可欠な貴重な魔法動物の保護をニュートに指示したのは、ほかならぬダンブルドアだ。“血の誓い”により、グリンデルバルドと直接攻撃し合うことのできないダンブルドアの代わりにニュートが実働部隊となる。
『ハリポタ』シリーズの中でも、お茶目ではぐらかすような言動がよく見られたダンブルドア。