アナ・ケンドリック インタビュー “上司”ジョージ・クルーニーをおじさん呼ばわり?
そんな映画賞シーズンのラストを締めくくったのがアカデミー賞。映画界最大の式典の思い出を尋ねると、「スティーヴ・マーティンと話せて嬉しかった!」と授賞式の司会者を務めた名優とのエピソードを嬉しそうに語る。
「“『マイレージ、マイライフ』の君は本当に可笑しくて素晴らしかったよ”と言ってもらえたの。コメディの権威でもある彼からそう言われて、すごく興奮したわ」。
スティーヴ・マーティンも絶賛する『マイレージ、マイライフ』は、企業の依頼でリストラ対象者にクビを言い渡す“リストラ宣告人”の主人公・ライアンが、空虚な人生をふと見つめ直すヒューマンストーリー。アナはライアンの部下であり、リストラ宣告のノウハウを彼から学ぶ新入社員・ナタリーをユーモラスに演じている。実はこのナタリー、以前からアナに注目していたジェイソン・ライトマン監督が彼女のために書いた役なのだそうだ。
「出演が決まってから、そのことをジェイソンに教えてもらったの。
でも、その頃の私は経験が浅くてプロ意識の薄い新人だと思われたくない一心だったから、彼がせっかくそう言ってくれたのに、『そんなの日常茶飯事のことよ。私のために役を書いてくれるのはあなただけじゃないわ』というふりをしたの。