2023年2月20日 16:00
4人の若手監督たちが感無量「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」短編4編が劇場公開
と言い、「特に今回は、主人公が試合の前に髪を染めたのが、試合の1か月前だと誤って役者に伝えてしまい、その後、試合の3日前に染めたんだと訂正して伝えたら、俳優さんのお芝居が全然変わって、状況をちゃんと伝えるのは大事だなと実感しました」と、改めて演出について学んだという。
3作目は、多摩美術大学で舞台衣装や特殊小道具のデザイン・製作を学び、卒業後東京藝術大学大学院に進学、桝井省志氏、市山尚三氏に師事し映画製作について学んできた藤本楓監督作『サボテンと海底』。
「私は普段は美術スタッフをしていて、美術スタッフとして入った現場で初めてスタンドインの仕事を見かけて、面白いなとおもってこの作品を作りました」と、スタンドインを生業にしている役者が主人公の作品を撮った理由を説明。
「ラストシーンはずっと悩んでいたのですが、最終的にndjcに一番最初に送った初稿のラストシーンになりました」と印象的なラストシーンについても明かした。
演出方法について質問されると「例え話はよくしました。例えば、何メートル走ってきたテンションとか、脚本をもらったときは恋をするように、恋人からのメールみたいにウキウキしてくださいとか、そういった例え話をけっこう使いました」