2023年2月23日 11:30
【インタビュー】河合優実、デビュー4年で感じた“演じる”重み「好きで終わりじゃない」
『サマーフィルムにのって』『由宇子の天秤』『ちょっと思い出しただけ』『PLAN 75』『ある男』等々、話題をさらった力作に立て続けに出演している河合優実。彼女の待望の初主演映画『少女は卒業しない』が、2月23日に劇場公開を迎える。
朝井リョウの同名小説を、『カランコエの花』の中川駿監督が脚本・監督を務めて映画化。廃校が決まった高校の“最後の卒業式”までの2日間を美しくも切なく描き出す青春群像劇だ。河合さんは本作で、卒業式での答辞を任された卒業生・まなみを繊細に演じている。
2019年のデビューから4年。河合さんが歩んできた初主演映画までの道のりを、じっくりと語っていただいた。
デビューから丸4年
「ステージがどんどん上がっていく」
――河合さんは『少女は卒業しない』公開タイミングで、デビューから丸4年を迎えます。怒涛の年月だったかと思いますが、改めて振り返ってどういった出来事が印象的でしたか?
たくさんありますが、初めて舞台に挑んだ際(2019年上演の「some day」)に「これが原風景であり、原点だ」とはっきり感じました。
そのときにマネージャーさんが「原点と思うものが、この先どんどん更新されていくかもしれないね」