2023年2月25日 11:00
ジョージ・ミラー監督が語る『マッドマックス』との共通点 『アラビアンナイト 三千年の願い』インタビュー映像
という短編小説。ミラー監督は昔に読んだその小説が長年心に残り、「ある日、映画化すべきだと思い立った」という。また、本作を作るうえで最も大切にしたことが、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のようなアプローチだったと語る。ガイガーカウンターで放射線を探し当てるかのように、そこに「引き込まれるような、ダイナミックな物語展開があるか」を探す作業が、2つの作品に共通したアプローチだったという。
さらには、今回初めてタッグを組んだティルダ・スウィントンとイドリス・エルバについて言及。ミラー監督はティルダのことを、「敬意を込めて、ティルダ様(Her Tildaness)と呼んでいる」と明かし、彼女と仕事をした監督たちの一員になれて光栄だと述べている。
イドリスに関しては、彼の俳優としての特徴は「カリスマ性」だと述べ、親しみやすい存在であると同時にミステリアスなところが魅力だと語った。そして、まさにそれこそが本作の主人公である“魔人”の特徴でもあったとも明かしている。
また、「なぜ人は物語を語るのか?」という哲学的な問いには、物語や寓話には「真実」が込められており、子どもに「哲学的なことや心理学的なことを伝える」