くらし情報『『ウーマン・トーキング』納屋の中で交わされる言葉に熱がこもる…女優陣の演技が光る本編映像』

2023年5月2日 12:20

『ウーマン・トーキング』納屋の中で交わされる言葉に熱がこもる…女優陣の演技が光る本編映像

『ウーマン・トーキング』納屋の中で交わされる言葉に熱がこもる…女優陣の演技が光る本編映像

男たちを赦して天国に行くか、赦さず追放されるか。究極の選択を前に、女性たちの心は揺れ、交わされる言葉に熱がこもる。それぞれの戸惑いや決意が行き交うなか、オーナ(ルーニー・マーラ)の「天国だけでなく 地上でも存在理由が必要よ」という言葉に、「何もしない」派のスカーフェイス・ヤンツは娘の手を取り立ち去ってしまう…。

感情を露わに訴えるサロメや、静かに核心をついた言葉を発するオーナほか、それぞれの女性たちの個性がそのまま表現された、魂の議論シーンとなっている。


脚本の構成力、俳優陣の引力、そして物語の核となる女性たちの議論と選択の過程。それぞれの観点から深く味わうことのできる至高の1作となった本作について、岩井志麻子(作家)は「どこかへ逃げようかと悩んだり、敵地に乗り込もうかと迷ったりする前に、まずは話し合える仲間を見つけてほしい。女には必ず、同じ思いを持つ仲間がいる井戸端や干し草置き場が用意されている」とコメント。


『ウーマン・トーキング』納屋の中で交わされる言葉に熱がこもる…女優陣の演技が光る本編映像

児玉美月(映画批評家)も、観客は「女たちの生と尊厳が懸けられた議論に参加を余儀なくされる」と言い、「これが『過去の歴史』ではなく『進行形の現実』であることを知ったなら、もう『何もしない』ままではいられない。

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