2023年6月25日 16:00
ソ・ジソブ「スリラーが持つ特別な力を感じた」『告白、あるいは完璧な弁護』への挑戦明かす
もちろん台本もとても面白く読んだのですが、手紙と合わせてオファー頂いたことがより嬉しく思いましたし、監督の真心がとても感じられました。最終的には映画の緊張感を逃さずひねりにひねりを加えていくところが魅力的で、出演を決意しましたね。
●演じたユ・ミンホは今まで演じたことのないような裏表のありそうなキャラクターです。
ジソブミンホは最初から邪悪さを見せるキャラクターではなく、ヤン・シネ弁護士への証言の過程で一枚一枚嘘が剥がれて内面が明らかになる人物なんです。これまであまり演じたことのないキャラクターだったので、自分の姿がぎこちなく見えるのではないかと常に心配していました。
●以前のインタビューで「役について激しく悩みすぎて、アクション映画よりもエネルギーを注いだと思う」とお話されており、役作りの過酷さが伺えますが。ジソブ映画の開始と同時に殺人事件の容疑者に追い込まれるキャラクターなので、危機に陥った男の切実さ、鋭敏さ、生の感情を表現しなければならず、その微妙なニュアンスをどのように表現すればいいのか、とても悩みました。最初からヤン・シネ弁護士を完全に信じていないため、演技するときも相手に何かを隠しているような緊張感を与えなければならなかったので、演技をするときにディテールをどこまで表現すべきか監督とたくさん相談しました。