【インタビュー】岡田将生、30代半ばになって感じる変化「恋愛映画でウルッとするようになった」
など、コメディ作品における岡田さんの新たな魅力を引き出してきた宮藤官九郎が執筆しているという点。
そしてもうひとつ、監督を務めるのが、岡田さんにとって10代で初めて映画のオーディションを経て参加した『天然コケッコー』の山下敦弘監督であるということ。実に16年ぶりとなる山下組は岡田さんに何をもたらしたのか――? 16年前の思い出と合わせてたっぷりと語ってくれた。
台湾版とは男女の設定が逆「日本的な笑いみたいな部分が含まれて」
――オリジナル版の台湾映画『1秒先の彼女』をご覧になった感想をお願いします。
感動しました。設定は奇抜なんですけど、それを映画に全て収めていて、これは脚本そのものもきっと素敵だったんだろうなということがすごく伝わってきました。
純粋に映像も美しくて、台湾に行ってみたいなと心の底から思えるような映画で、それこそロケ地巡りツアーみたいなのがあったら、回ってみたいなって思うくらい素晴らしかったですし「これをどうリメイクするんだろう?」という思いもありました。
僕は最初、男女の設定を逆にするということを聞いていなくて、男性の方を中心に見ていたので、その後に、(男女を反転させると)