【インタビュー】岡田将生、30代半ばになって感じる変化「恋愛映画でウルッとするようになった」
聞いて「そうだったんだ!」と思ってちょっとびっくりしました。
でも本当に素敵な映画でした。多分、20代のときに観ていても、いまぐらいの感動はなかった気がして、純粋にあの2人の思いに30代になってグッときてしまって。それは監督ともそういう話をして「なんかちょっとウルッときてしまったんです」と。20代のときって、なんかちょっとひねくれてて、あんまりそういう映画を観てなかったせいなのか、最近、そういう作品を観ると、また見え方が変わってきたなと思います。
――台湾版と男女の設定を逆にして、宮藤官九郎さんが執筆された『1秒先の彼』の脚本を読まれての印象は?
まず設定を京都にしたっていうのが絶妙で素晴らしいなというのがあって、ハジメくんも京都弁でやらせてもらってるんですけど、これを標準語でやるとちょっと浮いてしまう可能性があったけど、京都弁でやることによって、より一層、ハジメくんがちょっと憎たらしいけど愛せるキャラクターになっているなと思います。
それには、京都の方が聞いても違和感のないように滑らかな京都弁でやらなきゃいけないという大きな壁はあったんですが…(苦笑)。
あとはやっぱり宮藤さんの笑いというか、リメイクすることによって日本的な笑いみたいな部分がものすごく含まれてて、やっぱり宮藤さんのホンは面白いなと思いながら読ませていただきました。