2023年7月16日 16:00
『ナチスに仕掛けたチェスゲーム』“ヒトラー”も演じたオリヴァー・マスッチ、「心を削られた」撮影をふり返る
ナチスに命がけで抗議した作家の世界的ベストセラー「チェスの話」を映画化した『ナチスに仕掛けたチェスゲーム』が7月21日(金)より全国公開。主演を務めたのは、『帰ってきたヒトラー』や『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』などに出演してきたドイツの名優オリヴァー・マスッチ。メイキング写真とともに、オフィシャルインタビューがシネマカフェに到着した。
本作の原作は、ナチスに抗議した文豪シュテファン・ツヴァイクの最期の小説「チェスの話」。ナチス占領下のオーストリアを舞台に、ヒトラーの命令でホテルに監禁された男が、1冊のチェス本を武器にナチスとの心理戦に挑むヒューマン・サスペンスとなっている。
主人公のヨーゼフを演じたオリヴァー・マスッチは1968年、ドイツ生まれ。ベルリン芸術大学を卒業後、舞台俳優としてキャリアをスタートさせた。その後も舞台を中心に活躍していたが、2015年に映画『帰ってきたヒトラー』で21世紀にタイムスリップしたアドルフ・ヒトラー役に抜擢されたことで、映画界にもその名を知らしめることに。
近年は『ある画家の数奇な運命』(18)、『ヒトラーに盗られたうさぎ』(19)