『ヒックとドラゴン』に宮崎アニメの影響大! 言葉を交わさずに友情が…特別映像公開

(Photo:cinemacafe.net)
口コミによる広がりを見せ、全米でロングランヒットとなった、ドリームワークス・アニメーションによる映画『ヒックとドラゴン』。本作のクリス・サンダース&ディーン・デュボア監督は以前より「宮崎駿監督の大ファン!」ということを公言しているが、劇中のワンシーンで宮崎アニメの影響が色濃く反映されているのでは?と思わせるような本編映像が到着した。
気弱なバイキングの少年・ヒックと傷ついたドラゴンのトゥース――。本来、敵対する種族の2人が友情を深めていく姿を描いた本作。今回、到着した映像は、まさに、彼らが少しずつ、距離を縮めていくひとコマを切り取ったもの。最初は互いに警戒心を持っていたヒックとトゥースだが、ヒックが持ってきた魚をきっかけに、少しずつ警戒心を解いていく。
ここで注目してほしいのは、このコミュニケーションに言葉が存在しない点。サンダース&デュボア監督は、宮崎アニメにおいて、例えば『となりのトトロ』でのサツキ、メイとトトロやネコバスの交流、『天空の城ラピュタ』でのシータとロボット兵との交流などに見られるような、言葉を介さないコミュニケーションのシーンに影響を受けており、実は、過去の監督作『リロ&スティッチ』の製作時からこの“言葉を介さないコミュニケーション”を意識していたという。