くらし情報『判事の憶測によって心に火がつく主人公『私がやりました』物語の起点になる本編映像』

2023年10月26日 17:00

判事の憶測によって心に火がつく主人公『私がやりました』物語の起点になる本編映像

と冗談を飛ばし余裕を見せるマドレーヌ。凶器の銃が、マドレーヌが所持していたものと同じだったことを証拠としてあげる判事だが、ポーリーヌは「パリ市内に同じ銃は山ほどある」と反論し、マドレーヌの盾となって立ち向かっていく。


映画の舞台である1930年代のフランスは完全な男性優位の社会で、女性たちは投票権もなく抑圧されながら生きていた。ラビュセ判事の言葉の節々からそんな時代背景を感じさせ、男性の偏見を逆手に取り、ブラックユーモアとして我々に突き付けるオゾンの手腕が光る。若くて社会的地位もなければお金もないマドレーヌとポーリーヌは、判事の強引な憶測によって心に火をつけられ、この逆境で捨て身の人生大逆転の方法を思いつくのだった…!まさに物語の起点ともいえるシーンの本編映像となっている。

また、主人公を演じたふたりのフレッシュな新人女優とフランスを代表するベテラン俳優陣の全員が一つになり、テンポの良いセリフの掛け合いが楽しめるのも本作の魅力的なポイントの一つ。Netflixの人気ドラマ「エミリー、パリへ行く」のジャン=クリストフ・ブヴェも殺害されるプロデューサー役で出演。コミカルで独特な存在感を発揮している。

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