2023年10月26日 17:00
判事の憶測によって心に火がつく主人公『私がやりました』物語の起点になる本編映像
有名映画プロデューサー殺人事件をめぐって女たちが駆け引きを繰り広げる『私がやりました』より本編映像が解禁された。
本国フランスではフランソワ・オゾン監督作のなかで『8人の女たち』(02)、『しあわせの雨傘』(10)に次ぐ、動員100万人超えの大ヒットを記録した本作。“犯人の座”を巡って、年齢も性格も異なる女性3人の攻防が描かれる、一風変わったクライムミステリーだ。
この度解禁となったのは、主人公のマドレーヌとその弁護を引き受けたポーリーヌのふたりが結託して判事に立ち向かう姿が描かれる本編映像。
有名映画プロデューサーのモンフェラン(ジャン=クリストフ・ブヴェ)を殺害した疑いをかけられた売れない女優マドレーヌ(ナディア・テレスキウィッツ)。彼女の弁護を担当することになった親友で新人弁護士のポーリーヌとともにラビュセ判事(ファブリス・ルキーニ)の取調室へとやってくる。
女性の犯罪は全て痴情のもつれによる犯行だ、と言わんばかりに失礼な見解を挟みながら大げさな推理を披露するが、それを聞いたマドレーヌとポーリーヌは呆れ果てる。「情状酌量で刑期は5年」と聞くと、「20年よりマシだけど、長い」