2010年8月19日 22:18
シネマカフェ的海外ドラマvol.165 多忙なあなたに…“30分”ドラマ特集 第3回
とぼやいたり、恋人になった男子とのセックスを前にイロイロなお手入れをすべく奔走したり…。涙ぐましい分だけコミカルなジュールズのあんな行動やこんな行動が笑いを誘います。
とは言え、“加齢”は全ての人間に起こる現象ですから、ただただ笑ってもいられないところ。重力と戦う体のあちこちをぷにっと触ってハァと溜め息をついたり、無理な体勢がたたってイタタタと腰を痛めたり…といったアラフォー事情がリアルな人間ドラマの役割も果たしています。
「フレンズ」の終了から数年が経ったいまもコートニー・コックス自身はメンテナンスばっちりで十分美しく、前主演ドラマ「Dirt」でもゴシップ誌の美人編集長を貫禄たっぷりに演じていましたが、ジュールズのキュートなアラフォー像は(いいところだけ)見習いたいところ。悩める乙女ぶりを見せながら、良い子に育った息子の母親として、不動産業界で働く女性として、楽しい日常を繰り広げていくジュールズの姿にはいろいろなヒントが詰まっています。
また、ジュールズをクーガーな世界へと導く同僚女性、それがちょっと気に入らない同年代の親友、さらにはバツイチライフを謳歌するお向かいさんの中年男性、別れた後もやたらと家に寄りつく元夫などなど、ジュールズを取り巻く登場人物たちもおかしさたっぷり。