2024年1月4日 12:00
吉高由里子、愛に生き物語を紡ぐ女性・紫式部に 大河ドラマ「光る君へ」への期待
吉高由里子が大河ドラマ「光る君へ」で紫式部を演じる。自らの知性と感性、秘めた情熱と想像力によって千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を書き上げた女性だ。
脚本を手がけるのは、ドラマ「知らなくていいコト」「星降る夜に」で吉高さんと組んできた大石静。“ソウルメイト”藤原道長を演じる柄本佑をはじめ、黒木華、井浦新、吉田羊、佐々木蔵之介、岸谷五朗、段田安則ら豪華キャストたちが吉高さんを取り囲む。これまで女性運動家や翻訳家、脚本家、実業家、検事、医師など、吉高さんが演じてきた女性たちの軌跡を追いながら作品の見どころに迫る。
「光る君へ」優れた文才で、愛に生きた平安の女性に
平安中期に、のちに世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生み出した紫式部/まひろの人生を描く本作。まひろは、藤原家の生まれではあるものの身分は低く、和歌や漢籍に通じ学問をつかさどる父・為時のもとで並外れた文学の才を発揮し、想像力と好奇心を育みながら、考え深く鋭い感性を持つ女性へと成長する。学問が苦手な弟・藤原惟規/太郎(高杉真宙)とは対照的だ。
女性がどれほど学問に長けていたとしても、それが活かされる機会になかなか恵まれないのが世の常。