くらし情報『ヴェネチア最高賞『美と殺戮のすべて』写真家ナン・ゴールディンの闘いを追う日本版予告編』

2024年2月11日 14:00

ヴェネチア最高賞『美と殺戮のすべて』写真家ナン・ゴールディンの闘いを追う日本版予告編

果たして彼女はなぜ、巨大な資本を相手に声を上げ戦うことを決意したのか。大切な人たちとの出会いと別れ、アーティストである前に1人の人間としてゴールディンが歩んできた道のりがいま明かされる――。


解禁された日本版予告編は、ノーウェイブバンド「Bush Tetras」の「You Can’ be Funky」をバックに、写真家ナン・ゴールディンが斬新で生々しい題材を被写体にして時代の寵児となり、「どこの美術館も彼女の作品を欲しがる」という輝かしい経歴から始まる。しかし場面が変わると、ゴールディンは多くの仲間とともにメトロポリタン美術館で「サックラー家はウソつき!人殺し!」と叫んでいる。

ヴェネチア最高賞『美と殺戮のすべて』写真家ナン・ゴールディンの闘いを追う日本版予告編

サックラー家は、製薬会社を営む大富豪で「オキシコンチン」という鎮痛剤を安全な薬と偽り販売し、アメリカで50万人もの命を奪った。そして、その莫大な売り上げを世界中の美術館に寄付することで慈善家として知られていた。


ヴェネチア最高賞『美と殺戮のすべて』写真家ナン・ゴールディンの闘いを追う日本版予告編

そんな巨大な資本を相手に声を上げ戦うことを決意したゴールディン。予告編にはその途方もない戦いの道のりの一端が収められている。

また、上映劇場ではナン・ゴールディンが撮影した写真のポストカード3枚がついたムビチケカードが販売中となっている(※数量限定なくなり次第終了、※一部劇場を除く)。

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