くらし情報『【インタビュー】真田広之、日本とハリウッドを繋いだ20年の学び「SHOGUN 将軍」』

2024年2月29日 07:45

【インタビュー】真田広之、日本とハリウッドを繋いだ20年の学び「SHOGUN 将軍」

橋渡しとなった役柄と自身の存在「オーバーラップしているかも」

――真田さんが通訳を務めることもあったとのことですが、劇中では戸田鞠子(アンナ・サワイ)が通訳の立場にあります。異なる者同士の橋渡しとなる鞠子と、この作品を作る真田さん自身に通ずるものを感じました。

言われてみれば、そうですね。そういう意味ではストーリーの中の虎永の立ち位置も、プロデューサーとしての僕の立ち位置とどこかオーバーラップしているかもしれません。謀反人の父を持ち、キリシタンとなり、2つの主に仕える鞠子もまた非常に複雑なキャラクター。虎長はもちろん、そういった人々の繊細な心情をダイナミックなスケールの中で描けたことにも満足しています。

【インタビュー】真田広之、日本とハリウッドを繋いだ20年の学び「SHOGUN 将軍」

――この作品でやりたかったことはすべてやれましたか?

まだまだ完璧とまでは言えません。ですが、たとえすべてが揃わなくてもその中でやりくりし、折衷案を生み出すことをこの20年間で学んできました。
スタジオが満足し、日本人として許せる範囲を見出す術とも言えますね。しかも、限られた時間の中で。それを踏まえたうえで言うなら、ベストは尽くせたかなと思います。

――改めて、ご活躍の中でモットーにしていることは?

より良いものにするための努力を惜しまない。

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