濱口竜介や三宅唱も絶賛するドキュメンタリー作家、佐藤真レトロスペクティブ開催
日本のドキュメンタリー史上最も重要な映画作家のひとり、佐藤真監督のレトロスペクティブ「暮らしの思想 佐藤真 RETROSPECTIVE」が、5月24日(金)より開催決定、ポスタービジュアルと予告編が解禁された。
革新的手法と映画哲学によって数々の傑作を世に残したドキュメンタリー作家、佐藤真。ありきたりの「日常」を撮り、その中に潜むもうひとつの世界への入り口を探し、言葉にからめとられる前の世界の感触を伝えた。
2007年に49歳で突然この世を去ったが、いまなお多くの人たちに影響を与え続けている。
佐藤真監督©村井勇
今回のレトロスペクティブでは、知的障がい者と呼ばれる7人のアーティストたちの活動を通して芸術表現の根底に迫った『まひるのほし』(1998)。
『まひるのほし』(C)1998 「まひるのほし」製作委員会
重度の自閉症を抱えた1人のアーティスト今村花子と、彼女を取り巻く家族の物語『花子』(2001)。
『花子』(C)2001 シグロ
パレスチナの窮状と真実を世に伝え、和解と共生の地平を探り続けた知識人エドワード・サイードの不在を見つめた『エドワード・サイード OUT OF PLACE』(2005)