2024年4月13日 11:45
『貴公子』で映画初主演、キム・ソンホが明かす撮影秘話とパク・フンジョン監督の魅力
パク・フンジョン監督と役について会話を重ねていく中で、スタンリー・キューブリック監督の『時計じかけのオレンジ』の主人公の悪いことをしているのに、悪いことであるということを自覚せず犯行を楽しんでいる姿が参考になるのではという話になり、実際に映画を観て研究しました」と明かす。
さらに「役作りに関して難しいと感じる部分があれば、その都度パク・フンジョン監督と相談をしながら進めていきましたし、現場ではスタッフの皆さんとも多くのことを話し合いながら、とにかく情熱的にこの作品に臨みました」と現場で監督と入念に会話を交わし、役作りを進めていったことを話した。
現場で試行錯誤しながら作り上げた“貴公子”のユーモアのある対話のシーンは本作の魅力の1つとなっているが、撮影ではアドリブがあったのか聞かれると「ウィットに富んだセリフや面白いシーンは、すでにシナリオにパク・フンジョン監督がしっかりと書いてくださっていましたので、そのまま演じました」という。
「アドリブが採用されたシーンがあるとすれば、女子高校生・ガヨンが『分かった?この貧乏人』と言うシーンがあるのですが、そのシーンの撮影時にパク・フンジョン監督がなかなかOKを出さなかったので、私もそのセリフの後に続けて思うままに『おい、呼んでるぞ』と言ったところはそのまま使われています」