くらし情報『「ブリジット・バルドー レトロスペクティヴ」主演作10本と日本初公開ドキュメンタリー上映』

「ブリジット・バルドー レトロスペクティヴ」主演作10本と日本初公開ドキュメンタリー上映

「ブリジット・バルドー レトロスペクティヴ」主演作10本と日本初公開ドキュメンタリー上映
ドキュメンタリー『ブリジット・バルドー 誤解』
60年代に入ると、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー、ルイ・マル、ジャン=リュック・ゴダールなど錚々たる監督たちとの仕事で、女優としての存在感を高めていく。既存の価値観を否定した革新的なヌーヴェルヴァーグの作品に最も相応しい女優の1人として、バルドーは存在した。しかし、その波乱万丈のキャリアは39歳のとき自らの宣言によって終わりを迎えることとなる。

BBは堂々と旧習を乗り越える、掟破りの存在。スクリーンの中でもプライベートでも、欲望に素直に従い、それを悪びれない。社会による性的抑圧を軽やかに跳ねのける、自由奔放な女性像を体現していた。

だからこそ彼女の崇拝者の中には、フェミニズムの草分けとされる「第二の性」を著した作家・哲学者のシモーヌ・ド・ボーヴォワールや、18歳のときに「悲しみよ こんにちは」でセンセーショナルなデビューを果たした作家フランソワーズ・サガンらがいた。特にボーヴォワールは1959年に発表したエッセイ「ブリジット・バルドーとロリータ症候群」の中で、BBのことを「女性史を推し進める機関車」と呼び、戦後フランスで最初の、そして最も解放された女性として紹介した。

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