グレン・パウエル、偽の殺し屋に七変化『ヒットマン』メイキング動画
依頼人が少年の場合、ヒットマンのキャラクターは屈強そうなSFから出てきたアクションヒーローのようにした。ヒットマンたちの人格は直前までリック(リンクレイター監督)には見せなかった」と話す。
「ヘアメイクのテストも見せなかった。だから毎回、私がヒットマン姿で控え室から出て行くときはいつも楽しかった。色々なキャラクターを噛み砕き、カメレオンのようでなければならない。こういうキャラクターを演じるのはプレッシャーもあるけど、俳優にとっての夢でもある」とそのプロセスを明かした。
さらに、映像では「ゲイリー・ジョンソンが使いうるレベルのリアルで違和感のない道具やテクニックを考える必要があった」とこだわりのポイントを語り、様々なキャラクターの特徴や、話し方、趣味・嗜好まで詳細なペルソナが準備された。
たとえばグレンが演じた殺し屋の1人、ディーンというキャラクターは、赤毛にそばかす。眉毛がなくて、歯並びが整っていない。ソシオパスの連続殺人鬼で、悪夢のようなキャラクターという設定が作られた。眉毛や歯並び、瞼、髪型、など少しの変化で顔の印象がガラッと変わるもの。
解禁された映像と写真を見ると、全てが同じ人とは思えないクオリティの高さとグレンの演技力に脱帽させられる。