【インタビュー】思春期“あるある”エピソードはどうやって集めた? 監督&プロデューサーが明かす『インサイド・ヘッド2』ができるまで
ニールセン氏:最初のバージョンではライリーはアイスホッケーをやっていなくて、単に友達のグループとのやり取りがあるだけだったんですけど、それを見て「やっぱりアイスホッケーがないと寂しいよね?」という話になったんです。
マン監督:そうだったね。10代になると、いろんなプレッシャーを感じて大変になってくるけど、そのプレッシャーをSchool Talent Show(日本で言う学芸会のような催し)で感じるのはどうだろうか? とも考えたんですけど「でも、ライリーはもともとアイスホッケー選手だったよね?」と。
小さい頃からスポーツをやっていると、いろんな仲間ができるけど、10代になると、そうした仲間の存在を越えてチームをつくるということも起こるので、そういう物語もいいかもしれないという話になりました。
ニールセン氏:この映画はすごく複雑な構成になっていて、ライリーの頭の中と外といろんな世界が描かれています。ある時点で、あまりにも材料が多すぎるから、もう少し少なくした方がいいんじゃないか? という話になり、映画の中に出てくる“信念の泉”のエピソードを5回目のスクリーニングの段階で削ったんです。