「どうすれば若い世代にも見てもらえるか」『ソウルの春』監督が語るメイキング映像
そして監督のこだわりが如実に表れているのが、この物語を描く上での“時代考証”で、「当時の陰鬱な雰囲気まで表現したくて、1979年に制作された映画や写真、ニュースなどのカメラアングルも参考」にし、陸軍本部の地下施設、首都整備司令部などのセットも細部にわたり再現されていったという。
このこだわりには思わずファン・ジョンミンも「70年代みたいだ」と感心するほどで、チョン・ウソンが「我々が演じる時の感情やパワーがそのまま感じられるようなセット」と紹介する撮影現場で、熱演する俳優陣たちの姿が。
「リハが多かった。だから疲れることもありました」とふり返るファン・ジョンミンも自ら積極的に共演者と息をあわせ、その甲斐あって監督が求める「意見が衝突し欲望が絡み合う姿をリアルに描きたかった」という思いが見事に具現化。「観客がその場にいると錯覚するほど没入感を高くしたかった」とキム・ソンス監督は自信をのぞかせている。
『ソウルの春』は8月23日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)
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ソウルの春 2024年8月23日より新宿バルト9ほか全国にて公開
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