『脇役物語』益岡徹×永作博美 年の差恋愛OK! 「“好き”は突然やってくる」
永作:シンプルな言葉にドキッとさせられるんです。大きな手振り身振りが“味”として流されてしまいがちな中で、みんながそのままにしていることをしっかりと言ってくださる。指示がシンプルであればあるほど、私たち役者は困るわけですが(笑)。そぎ落とされていく自分を感じながら、監督のイメージに近づけるようにと頑張りました。
俳優陣は撮影前に、監督からそれぞれの“役柄”としてインタビューされたとのことだが…。
益岡:そう。役(ヒロシ)としてインタビューされるんです。「どんな学生生活送ってきた?」とか「お父さんとの関係は?」と、台本に全く書かれていないことを。
役柄について背景を想像することはあっても、こういうは初めて。面白かったです。
永作:(答える際に)アヤじゃなきゃ許されないんですよ。監督はブレることなく“アヤ”に対して質問してくる。つい、(素の)自分として答えそうになって、笑いそうになったんですが監督の真剣な眼を見て「いけない」って。本当に新鮮な体験でした。
最後に、劇中のヒロシとアヤのような年の差の恋愛についてお2人の意見を聞いてみよう。
益岡:どうでしょう(笑)?もしそうなったら…自分から逃げるようなことはしたくないですね。