『脇役物語』益岡徹×永作博美 年の差恋愛OK! 「“好き”は突然やってくる」
というのは、私の中で演じる上で主役、脇役という概念がないからなんですね。というのは自分が演じる上では、自分の役柄を常に主軸に置いて考えてしまうから。だから脇役と言われてもピンと来ないんですね。ただ、主役ではない役をやらせていただくとき、何が良いってすごく自由度が高いんです。演じる上ですごく楽しい役回りだなとは思ってます。
「脇役」という言葉に抵抗感や、今回、主演を張ってみてこれまでとの違いを感じたりすることはなかったのだろうか?
益岡:正直、全くないです。そういう自覚もなかったし、今回演じることで差がないってことを改めて感じましたね。自分が観客としてひとつの作品を観たときに、「あの人が脇にいるから面白かった」とか思うことはありますが…。
今回、こうやって取材をしていただく機会が多くあって、それはありがたいことだと思いますが。
本作でまさに益岡さんの言葉通り、ヒロシに感情の変化や刺激を与える“脇役”が人生の崖っぷちに立つ新進女優のアヤ。物語上の設定でアヤの年齢は…
永作:私自身、普段あまり年齢に興味がないと言いますか…大体20代後半の設定かなと思ってたんです。夢をあきらめずに頑張っているけど切羽詰ってる女性だからそれぐらいかな、と。