『ジョーカー2』12分間のスタンディングオベーション「1作目に対する“答え”ではない」と監督
それぞれの観客が、それぞれ違った要素に惹かれたんだと思います。いつもみなさんが語る内容に驚かされます。今回の作品は≪安心を感じる愛への追求と切望≫だと思います」と、自身の思いを語った。
さらに本作の重要な要素の1つとなる“音楽”について、「物語に合わせて選び抜かれた曲だからこそ、その解釈を理解することが鍵でした。歌唱シーンの撮影はすべてライブで録音されたものです。テイクごとに声が異なって、とてもエキサイティングな体験でした」と撮影の裏側を告白した。
そして本作で物語のカギを握る謎の女性リーを演じるレディー・ガガは、「ホアキンと仕事ができたのは本当に光栄だったし、とても楽しい体験でした。彼には解き放たれて自由なところがあって、これまでのわたしの映画経験とは全く異なるものになりました。
毎日、いかに正直で、真実にみちた瞬間を表現するかということに集中しました」と撮影当時をふり返る。
「トッド監督が伝えるストーリーはとても興味深いもので、“これは絶対に思いつかない”というものに仕上がっています。みなさんには、私たちが決めるのではなく、映画を観て自分自身でこの作品のテーマを見つけ出してほしいです」