くらし情報『【インタビュー】70年代テレビ番組が舞台のホラー『悪魔と夜ふかし』監督が明かす「より現代性を帯びた作品」』

【インタビュー】70年代テレビ番組が舞台のホラー『悪魔と夜ふかし』監督が明かす「より現代性を帯びた作品」

80年代に悪魔的儀式虐待(悪魔崇拝者の儀式で子どもたちが身体的・性的虐待を受けた事件)が告発される以前、人々は悪魔や宗教をきわめて真剣に受け止めていました。ヒッピー以降・ニューエイジ思想の時代には、南アメリカのジョーンズタウン(カルト教団の設立した町)で数百人がジュースに毒物を混ぜ、喜んで自殺したこともあった。人々が宗教やスピリチュアル、悪魔崇拝の限界を求める、非常に奇妙な時代だったんです。

【インタビュー】70年代テレビ番組が舞台のホラー『悪魔と夜ふかし』監督が明かす「より現代性を帯びた作品」

名作映画へのオマージュも

――本作では『エクソシスト』や『キング・オブ・コメディ』など、当時の名作映画にもオマージュを捧げていますよね。

コリン:70年代は、僕たちの大好きな映画やテレビ、音楽が生まれた時代でもありました。だから70年代後半を舞台にする以上、『エクソシスト』と『キャリー』、また『キング・オブ・コメディ』や『ネットワーク』、そしてデヴィッド・クローネンバーグの『ヴィデオドローム』といった傑作を参照しないわけにはいきません。これらはジャンルを問わず素晴らしい映画であり、今回目指したテーマにも明らかに関係している作品です。最終的には独立した映画を作り上げなければいけませんが、僕たちが影響を受けていることは誰の目にも明らか。

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