くらし情報『設楽統インタビュー 「裁判って人間くさくて、どこかコントと似てるんです」』

設楽統インタビュー 「裁判って人間くさくて、どこかコントと似てるんです」

“コンビ内格差”ってやつですね」。

撮影前には実際に、裁判を傍聴。このあたりは、劇中のタモツと全く同じ展開である。そこで設楽さんが感じたのは“人間くささ”だった。
「正直、僕にとっても裁判なんてTVのニュースでやってるな、というレベルで関係ないっていう意識だった。でも、人が作ったルールに則って人が人を裁くということで、どこかで人間の“隙間”が見えるというか…。最初はすごいショックでしたよ。すぐ目の前の距離に被告がいて、『ここで有罪の判決受けたらこのひと、刑務所に行くんだ…』とか。
ただ、万引きしたおじさんの裁判で、その被告のおじさんがそのときの状況を聞かれて『本屋で(本を横に抱えて)こうやって持って出た』って言って『そりゃ捕まるだろ!』と笑っちゃいけないけど人間くささが感じられて…。裁判を通じてその人の人生が見えてくるんですよ。言い方悪いけど、人間が人間を笑えるってのも人間っぽさだよなぁ、と。どこかコントと似ているなと思える部分も感じましたね」。

裁判官、検察、弁護士…いずれか務めるなら?
今回、設楽さんを主役に起用するに至った理由として監督(豊島圭介)および脚本家(アサダアツシ)は「不謹慎だけど、憎めないところがある」

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