くらし情報『『ジョーカー2』トッド・フィリップス監督が描いた“答え”とは?「世の中はもっとクレイジーになっている」』

『ジョーカー2』トッド・フィリップス監督が描いた“答え”とは?「世の中はもっとクレイジーになっている」

Photo by cinemacafe.net


世界的に社会現象を巻き起こした前作『ジョーカー』(19)から5年、さらに混沌とし、より“クレージー”になった世界に『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(通称『ジョーカー2』)がついに放たれた。

ジョーカー役のホアキン・フェニックスと再び組み、ジョーカーと恋に落ちる謎の女性リー役にレディー・ガガを新たに迎えたトッド・フィリップス監督が、続編にして完結編となる本作について、物議を醸した「1作目に対する“答え”ではない」と語った真意について明かした。


『ジョーカー2』トッド・フィリップス監督が描いた“答え”とは?「世の中はもっとクレイジーになっている」
■描きたかったのは「エンターテインメントの腐敗」
コメディアンを夢見る孤独だが純粋で心優しい男アーサー・フレック(ホアキン・フェニックス)は、都会の片隅でピエロに扮して大道芸人をしながら、自宅で年老いた母親の世話をし、その日暮らしの生活を送っていた。ある日地下鉄の車内で酔ったエリート証券マンたちに絡まれ、衝動的に彼らを拳銃で殺してしまう――。

物語の中ではあれから2年が経ち、州立病院に収監され裁判を待つジョーカーことアーサーの姿が描かれる本作。現実世界では1作目から5年の月日が流れたが、その間に新型コロナウイルスのパンデミックがあり、いま異なる場所で2つの戦争が起きている。

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