ジョディ・カマー&オースティン・バトラー「物語に忠実に」『ザ・バイクライダーズ』を語る
彼に会ったことのある人なら、だれもがとても素敵な人と口をそろえて言う。エネルギッシュで、でも優しくて、温かい。ユーモアもあるよね。そしてあくまでも人道主義をとことん追求する人」と同意する。
続いて、それぞれの役作りについて語った2人。劇中、最もミステリアスな男ベニーを演じたバトラーは、本作が作られるきっかけとなった写真集にベニーは写っていなかったため、役作りは「人の話から彼を引き出す、ある意味で探偵のような作業だった」 という。
そして、最も重要だった部分として「バイクを自然に乗りこなすということ」を挙げ、そのため「何時間も、長い時間乗りこなし、何も考えなくても乗れるように。また一生、全人生をバイクにささげた男の心理と、彼のバイクが中心のライフスタイル、その人生哲学を体感しようとした。
彼らの精神的なコネクション、彼らのバイクに感じるフィーリングを習得しようとした」と明かした。
実は幼少期からすでにバイクとは縁の深かったバトラー。「父がバイクに乗るので、幼い頃からバイクには乗せてもらっていて、楽しい思い出が沢山ある。15歳のときに、父からバイクの乗り方を教わった」と言い、「しばらく乗っていなかったけれど、この役のためにバイクに乗るのが仕事だなんて信じられない。