【映画お仕事図鑑 番外編】秋の洋画宣伝担当者座談会! 社の垣根を越えて4人の宣伝担当が語り合う【後編】
なんですよね(笑)。「友情・努力・勝利」――すごく漫画的なんです。
奥村かたや『きっと、うまくいく』や『スタンリーのお弁当箱』のような良質なドラマも育っていますよね。
青木洋画って、一度公開されたら実稼働の宣伝ってあまりないんですが、インド映画はマサラ上映(※応援上映の一種で紙吹雪や鳴り物もありの上映)をやったり、いろいろありますよね。
松本そこは今回もぜひやりたいなと思っていて、紙吹雪をまくと掃除が大変で怒られちゃうんで(笑)、紙吹雪はなしで、でもいろいろやれたらと思っています。
ただ、以前はコアなファン層が多かったインド映画が『RRR』や『バーフバリ』などで一般的になってきた広がりをすごく感じています。インド映画の武器ってやはり“体感型”という部分だと思います。劇場で観ないとなかなか楽しさが伝わって来ないと思うので。
もちろん、以前からボリウッド映画のファンの方々がすごく熱いので、一番のターゲットはそういう方たちになります。先日、代々木公園で行われた「ナマステ・インディア」というフェスでもすごく多くの方が集まってくださいました。
青木ツインさんがインド映画でやっている、コアなファンとのコミュニティの構築みたいなことは、いろんなタイプの作品をやっている僕らには難しい部分もあるかもしれないけど、でも実はすごく大事な正しいやり方なんじゃないかって思いますね。