佐藤浩市インタビュー 50代を迎え「『こんなに小僧なのか?』って焦ってます」
それは、日本人の平均年齢が関係しているんでしょうが、50年前の人たちは明らかに我々より大人だったということなんですよね。10年くらい違いがあるんじゃないかってくらい年を取ることが先送りされてる。実際、『50歳って何だろう?』という感じで50代を迎えてみると『こんなに小僧なのか?』と思うくらい成熟してない(苦笑)。ちゃんと大人になっているはずなのに、大人になりきれていないって焦りを感じてます」。
とは言うものの俳優としては、これ以上ないと言っていい着実なキャリアを積んできたのでは…?
「ツキはあるんですよ。節目で良い作品に出会えてる。30代の頭に『トカレフ』に出会って、そこから確実にキャリアが変わっていったし、その後も石井隆と出会って『GONIN』をやったり。40代で守りに入りそうなときには、三谷(幸喜)さんから『マジックアワー』のような作品をいただけた。
節目でチャレンジさせていただけるのは幸せな商売ですね」。
息子の謝恩会で父・三國連太郎と三谷幸喜の本で“共演”
三谷監督の名前が出たついでに、50代を機に舞台も進出する気は?と向けてみるとやはりというべきか「うん、ないね」とツレない返答。