大森南朋×松嶋菜々子インタビュー 思わずふたりがキュンとした犬の仕草は…?
と集中して、考えながらやらせていただきました。簡単な言葉で「もっと早く」とか「明るく言って」ではない演出。それはすごくこの作品の繊細さに表れているように思います。
共に「楽しかった」とふり返る撮影の日々
ちなみに、大森さんは過去に猫を飼っていたことがあり、松嶋さんはいま、まさに犬を飼っているそうだが、今回、ラブラドールレトリバーのラッキーと現場を共にして、キュンとさせられた犬の仕草やエピソードは?
大森:どのシーンで、というよりも、トレーナーさんに「もう少し後ろ」とか言われて無理やり後ろに下げさせられている姿が非常に可愛かったです(笑)。
松嶋:顔を動かさずに目だけでチロっとこちらを見る仕草が可愛いです。私が飼っている犬も、怒られると、耳を寝かせたまま顔を動かさず、目だけでチロっと(笑)。
最後に撮影全体をふり返ってもらうと「日々楽しかったですよ。悲しいシーンは、消えていくものが多くて寂しかったけど…『あぁ、映画の撮影をしてるな』と思いながら現場にいました」と大森さん。
松嶋さんも「苦労はあったんでしょうけど、それに立ち向かうのすら楽しかった」と笑顔。
松嶋:撮影してたマンションが夜10時までの使用だったので、深夜に及ぶこともなく(笑)。