2010年映画ファンが選ぶベストムービー 洋画大作を抑えあの邦画がNo.1に輝く!
邦画は5位、6位、7位に『SP 野望篇』、『告白』、『大奥』がランクイン。12位の『悪人』も含め、話題の漫画、小説を映画化した作品が支持を得ていることが分かる。先述の『アバター』は8位、『アリス・イン・ワンダーランド』は9位で、公開時の話題性を考えると意外な結果に。
ベストムービーでは惜しくも2位の『インセプション』だが、クリストファー・ノーラン監督が見事、ベストディレクターに輝いた。『海猿』シリーズを全編にわたって手がけてきた羽住英一郎監督が2位に、そして『アリス・イン・ワンダーランド』のティム・バートンが3位に入った。
ベストアクター部門は『海猿』効果もあってか、ジョニー・デップ&レオ様というハリウッドスターを抑え、伊藤英明が受賞した。ここでも目立つのは日本人俳優陣。『SP』の岡田准一、『大奥』の二宮和也のジャニーズコンビが4位、5位にランクインし、妻夫木聡(『悪人』)、堺雅人(『武士の家計簿』)ら実力派の俳優陣も7位、8位に入っている。
ベストアクトレス部門では『悪人』でモントリオール映画祭の最優秀女優賞に輝いた深津絵里が最も多くの支持を集めた。2位は『告白』の松たか子。この2人、今後の国内映画賞レースでも主演女優賞をめぐって激しい“戦い”を繰り広げることになりそうだ。