くらし情報『スキャナーと電子カルテを使って、医療機関の紙文書の効率的な電子化を実現』

スキャナーと電子カルテを使って、医療機関の紙文書の効率的な電子化を実現

このあたりが評価されて、多くの導入実績につながっていると思います」と語る。

また、幅広いラインナップを持っていることで、各システムの連携が図れる点も同社の強みだ。

「たとえば、弊社には介護保険業務支援システム『EHRLINKほのぼのNEXT』というものがあります。通常、医療保険と介護保険は別々のシステムになっていることが多いのですが、弊社の場合、新たに『PHRMAKER』という法人内情報一元化サービスをお使い頂くことでこれらの患者情報を連携し、どのクライアント端末からでも情報を参照することができます。この点は、他社との大きな差別化ポイントになっています」(藤木氏)

医療機関は電子カルテシステムを導入することで、文書の保管スペースを削減できるが、メリットはそれだけではない。その他のメリットについて同氏は、「診療記録や診療に関する諸記録を電子化することで、病院内の部門同士の連携を図ることができます。具体的には、それまで人間が行っていた調剤部門や処置室などに対する医師からの指示をデータで伝えることで転記や伝達のミスを防ぎ、情報伝達を迅速・正確に行うことができます。また、紙カルテを利用している場合は、各部門に対してカルテを人がカートを使って運ぶことになりますが、その間、各部門は情報を見ることができません。

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