きみは「マステ女子」を知っているか (1) - 「マスキングテープ」ブームの火付け役・カモ井加工紙(mt)にその実態を聞く
○マステブームの火付け役・「mt」のカモ井加工紙にインタビュー
この交流会に協賛したのは、マスキングテープのブランド「mt」を展開するカモ井加工紙。本社は岡山県倉敷市で、職人用・雑貨用問わずマスキングテープはもちろん、ハエ・虫取りなど「粘着」商品の研究開発をしてきた専門の企業だ。
「カモ井加工紙は今年で創立91周年を迎えましたが、雑貨としてのマスキングテープ販売は6年前にスタートしたばかりなんです」と、交流会に立ち会ったコンシューマー課の岡本さんがにこやかに説明してくれた。年々デコレーション用のマスキングテープの市場は拡大していて、昨年度の売り上げは約15億円と急速に成長している。「マステ」を購入する年齢層も幅広く、子供からお年寄りまで、たくさんの人が「マステ」を楽しんでいるそうだ。
「マステ」ブームの先駆けとなったと言っても過言ではない同社の「mt」ブランド。一度でも店頭で見かけたことがある方はお分かりになるかと思うが、職人たちが使っている武骨なマスキングテープのイメージとは全く異なるおしゃれな雑貨の雰囲気があり、さまざまな柄がありながらも、テイストは統一されている。その目を引くようなデザインセンスについて伺ってみた。