2014年9月30日 12:30
羽田と成田のアクセス改善競争・地上編のゆくえ - 格安バスに都心直結線も
●羽田の深夜早朝バスが実証運行へ! 羽田/成田を1時間で結ぶ都心直結線も
しかし、その2年後の2012年夏、今度は成田空港へのアクセスに便利で格安な深夜バスが加わった。
○深夜便が好評で便数増やす「格安バス」
成田空港発着の国内LCCであるジェットスター・ジャパンとエアアジア・ジャパン(現在「バニラエア」にリブランド)が就航すると、その「格安旅行客」を狙って京成バス系が東京駅発着の「東京シャトル」の運行を開始した。現在は銀座・東京駅発着の「THEアクセス成田」(平和交通)も加わり、それぞれ片道900円、1,000円とリムジンバスや成田エクスプレスの約3分の1と運賃も衝撃的だった。
東京駅から羽田までの「空港リムジンバス」の運賃は930円だからほぼ同じである。また、成田まで片道1時間前後と電車並みの早さも魅力で、東京駅と銀座駅発着なので、成田まで行く間に都心の渋滞に巻き込まれる確率が低いのも魅力と言える。この成田への格安バスは順調に利用者を増やし、現在は深夜・早朝以外の時間帯の便も走っている。
○一気に5路線を開設する羽田発着の「深夜バス」
そして、2013年9月に決定した東京オリンピック・パラリンピックの開催は、両空港のアクセス改善にさらに拍車をかけそうだ。