2014年10月27日 15:57
サブスクリプション制への可能性をみせたWindows 10 TP - 阿久津良和のWindows Weekly Report
つまりWindows 10テクニカルプレビューを試している我々だ。関係者に取材したところ、日本マイクロソフト社内でもWindows 10テクニカルプレビューを業務に利用する許可が一部出ているという。
ビルド9860以降はさらに新たな輪が加わる。そのヒントは「Preview builds」に用意されたドロップダウンリストにあった。「Fast」「Slow」の2項目を用意し、「更新頻度の高いビルドをWindows Update経由で入手したい場合は前者、コミュニティの間で発見した問題の回避方法を踏まえて、安全にWindows 10テクニカルプレビューを使いたい場合は後者を選択してほしい」とAul氏は述べている。
余談だが、このRing Progression自体はさほど目新しいものではない。多くのOSは社内もしくは一部関係者を含めて、同様の開発工程を行っているからだ。初代Windows NTの開発指揮を執ったDavid N. Cutler氏が開発チームに「ドッグフードを食べろ」と言って、Windows NTの開発進捗を加速させたのは有名な話である。
○Windows 10でサブスクリプションモデルは導入できるか?
さて、ポイントはテクニカルプレビューにもアップデートシステムを導入した点だ。