2014年10月27日 15:57
サブスクリプション制への可能性をみせたWindows 10 TP - 阿久津良和のWindows Weekly Report
Microsoftが10月21日(米国時間)に公開したWindows 10テクニカルプレビューのアップデートは、OS本体の変化もさることながら、今後のアップデート戦略に方針を及ぼすシステムを採用した。Windows 10はサブスクリプション方式で提供されようとしているのだろうか?
○スピーディなアップデートを実現するRing Progression
Windows FundamentalsチームのGabe Aul氏は公式ブログで、「Ring Progression(連続する輪)」と呼ぶ仕組みを採用したと述べた。
上図のように、Microsoftの開発陣は新たなコードを書き、問題が発生した部分を修正するコードを結合して、コンパイルしたビルドを毎日生成している。これを「Canary Ring(カナリアの輪)」と呼んでいるそうだ。そのビルド結果を次のOSG(Operating System Group)メンバーに渡し、仕様が正しく反映されているか検証を行う。
OSGの検証を通過したビルドは数万人のMicrosoft社員がテストを行い、安定性を確認したうえで、Windows Insider Program参加者に手渡される。