2014年10月27日 15:57
サブスクリプション制への可能性をみせたWindows 10 TP - 阿久津良和のWindows Weekly Report
や「Office 365 Solo」は、米国版のリリースから約3年の期間を要している。
さらに、OS Xを筆頭にiOSやAndroidがアップデート料金を無料にしている状況も大きい。AppleはMacやiPhoneといったハードウェアなどから収益を得るビジネスモデルを貫き、Androidはデバイス上の広告から開発コストを賄っている。
近年のMicrosoftは柔軟な姿勢で他社プラットフォームへ積極的に参加しているが、OSという重要製品を軽んじることは考えられない。Windows 10のリリースに至るまでには、シェア争いに打ち勝つためのアップデート料金無料化(もしくは極め安価な設定)や、安定した収益の確保を可能にするサブスクリプションモデルの導入など、判断を下さなければならない問題が多数存在する。
仮にWindows 10でサブスクリプションモデルを導入するとしても、最初は法人ユーザーを対象とし、コンシューマーユーザーは従来のプレインストールやオンライン購入となるだろう。オンプレミス型のソフトウェアが終息しつつある今、Microsoftは岐路に立たされている。
阿久津良和(Cactus)
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