猫の睡眠中にも、一定期間人間同様に眼球が動く現象と、レム睡眠時にでる脳波が確認され、猫にもレム睡眠があることがわかりました。
ジュベーはレム睡眠とノンレム睡眠時の猫の寝る姿勢の違いに気がつきました。レム睡眠時の猫は全身の筋肉が脱力しているので、ゴロンと横になり丸まって寝ます(図1)。
反対にノンレム睡眠時は姿勢を保つ筋肉は維持しているので、前足を丸めて伏せの状態で寝ています(図2)。
つまり、ゴロンと寝ている間は猫が夢を見ている可能性が高いです。またレム睡眠中の猫は寝言を言ったり、肉球をニギニギ、ヒゲをピクピク、後ろ肢をビクっとさせていることがわかりました。それは夢の中での行動に連動しているのかもしれません。
○まとめ
タイトルの質問に対する答えとしては「限りなくイエス」です。
「限りなく」というのは、レム睡眠中は必ず夢をみるとは限りませんので、猫に脳波計をつけてレム睡眠を確認しても猫が夢を見ると証明したことにはならないからです。あとは猫に直接話を聞いてないとわかりませんね。
犬やねずみ等、猫以外の殆どの哺乳類でもレム睡眠をすることが確認されています。また、獲物を狩る肉食動物の方が狩られる草食動物よりもレム睡眠が長いという報告もあります。