水樹奈々が見た『宇宙戦艦ヤマト2199』、そして夢と原点「私が目指すイスカンダルは甲子園ライブと77歳ライブ」
その愛をどのような言葉にして皆さんに伝えられるかを考えました。舞台が宇宙なので、普通に描こうとすればどうしてもスケールが大きくなってしまう。ですが、あえて視点をより身近な、より人肌を感じられるところに持っていきたいと思いました。『宇宙戦艦ヤマト2199』では、古代進と森雪、スターシャと古代守、そしてデスラー……錯綜する愛の形と人間ドラマが絡み合う中、人を想う気持ちが前に進む原動力として描かれています。一人一人の力は小さくてもそれが繋がっていけば奇跡を起こすことができる、これが愛のなせる業だと思っています。
●「BLUE」と「愛の星」、この2つの楽曲は姉妹のような関連性
タイトルについては、楽曲を聴いた時に"ヤマトが絶対に地球に帰るという意志"、そして"美しい青い姿を取り戻した地球"というイメージが浮かびました。イスカンダルも地球も青い星であり、海や空のかけがえのない美しさを表現するために、地球が持つ美しい色である"青"をタイトルにしたいと思いました。
──水樹さんの楽曲には横文字であったり、読み仮名をオリジナルで当てるような表現が多いですよね。
「BLUE」は逆にシンプルな言葉に想いを込めている印象ですが、今回は作品性や聴き手の年代層の広さを意識されていますか?
ファンタジックでオリジナルな造語や読み仮名は大好きですが、今回はストレートな言葉で書きたかったんです。